マスク生活が当たり前になった今、気になるのは顔の下半分のたるみ。
もう以前の生活に戻っても「マスクを外したくない」という方も多いのではないでしょうか?
マスクをつけることで顔を見られないという油断から、顔の緊張感が減り、たるみが加速している方が増えているようです。
この記事ではマスクたるみの原因や、対策、改善法などをご紹介しています。
マスクたるみの原因は?
マスクたるみの大きな原因は“表情筋の衰え”です。
マスクをつける機会が増えたことによって、以前に比べて表情が乏しくなり、表情を「動かさない」「話さない」という時間が増えました。
人は見られることによって緊張感が出てキレイになると言いますが、マスクで顔が隠れると見られていない安心感から、ついつい顔に緊張感が無くなり緩みがちに。
表情を作るという意識が薄くなると、使われない筋肉は衰えてどんどん下がってしまいます。
他にも、マスクで圧迫されて皮膚の動きが制限されることで、肌の血流やリンパの流れが滞って老廃物がたまりやすくなり、その結果、フェイスラインがもたつく原因に。
また、マスクを着用し肌の摩擦や乾燥をひき起こすことで、コラーゲンやエラスチンが破壊され、肌のハリが失われてたるみにつながることもあります。
マスクたるみを防ぐ効果的な対策
マスクを外して人と会う時は見られているという意識が働き、口角を上げたりと表情を作ることも多いですが、マスクでその機会が減ると、使わない部分の筋肉が衰えます。
そのため、すぐにでも始めることができる対策としては、マスクをしていても「表情を意識する」ことが大切です。
マスクで見えなくても常に口角を上げるなど、口元のたるみの原因となる口輪筋を鍛えることを意識しましょう。
また皮膚のハリを保つために、糖化・酸化・紫外線に気をつけることも大切。
目的にあったスキンケアや美顔器を普段のお手入れに取り入れるのもオススメです!
現状たるみが気になるという方には、以下で具体的な改善方法をご紹介していますので、参考にしてみてください。
マスクたるみの改善法
マスクたるみを改善するためには、衰えた表情筋を鍛えることが大切です。
あわせて肌にハリを与えるようなケアをするといいですね。
以下で具体的な方法をご紹介していますので、チェックしてみてください。
表情筋を鍛える
表情筋を使わないでたるんだマスクたるみは、再び表情筋を動かして表情筋を鍛えるようにしましょう。
もともと首には広い範囲に「広頚筋(こうけいきん)」という筋肉があり、口角からあごにかけての表情筋を下方に引っ張る働きを持っています。
マスクで無表情になったり、スマホやパソコンで下を向くことが増えると、この広頸筋の働きで口角が下がり気味に。
この広頚筋に負けないように、マスクの中でも口角を意識して上げることが大切です。
また、マスクをしていると口呼吸になり、口の周りの「口輪筋(こうりんきん)」が衰えて顔がたるみやすくなります。
たるみを改善するためには、こういった口の周りの筋肉や頬の筋肉を鍛えるのがおすすめです。
Youtubeにたくさん表情筋を鍛える動画がありますが、継続して効果を実感した動画があるのでご紹介します。
投稿者さんが46歳でシワも、たるみもないのでモチベーションがあがります
トレーニング部分だけだと約8分で出来るので、スキマ時間を見つけて続けてやってみてください。
▼ 【永久保存版】頬を上げる7つの筋トレ
リンパマッサージ
顔のマッサージでむくみやたるみが解消するという話もありますが、間違ったマッサージだとかえってたるみを悪化させることになることも。
そのため顔をこするような自己流のマッサージではなく、負担のかかからないリンパマッサージがおすすめ!
Youtubeの簡単にできてスッキリするリンパマッサージをご紹介しますので、やってみてください。
▼ 1日5分で出来る小顔リンパマッサージ
動画を見ながら一緒にできるので分かりやすいですね。
コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を補充
肌の本体ともいえる「真皮」は表皮の内側にあってコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸など肌の弾力を支える成分で成り立っています。
コラーゲンなどの弾力成分が網目状のネットワークを作り、肌の弾力を保っていますが、加齢や乾燥、紫外線の影響で減少することで、構造が崩れ、肌を支え切れなくなって肌のたるみが起こります。
一般的にコラーゲンやエラスチンの減少の原因は紫外線にあると言われるので、1年を通して日焼け止めを塗るということは必須ですが、減ってしまったコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を摂取することもやっていきたいですね。
コラーゲンの摂取
真皮の中で大部分を占めているのがコラーゲンです。
コラーゲンは網目状の構造で肌を支える土台になっていて、肌に弾力を与えています。
コラーゲンを多く含む食品には以下のようなものがあります。
体内でコラーゲンを合成する際には鉄分やビタミンCが必要なので、鉄分やビタミンCもあわせてとるといいですね。
コラーゲンを多く含むサプリはたくさん販売されているので、手軽に摂れるものを購入するのもいいかもしれません。
エラスチンの摂取
エラスチンは、真皮層にある繊維状のタンパク質。
コラーゲン同士を結び付けて、皮膚のハリと弾力を強化する役割があります。
エラスチンを多く含む食品は以下のようなものがあります。
コラーゲンも多く含む食品ばかりですね。
他に、あまり多くはありませんがエラスチンのサプリメントなども市販されています。
ヒアルロン酸の摂取
ヒアルロン酸はゼリー状の組織で、網目状にあるコラーゲンのすき間を埋めるように満たし、肌に潤いや弾力をもたらしています。
ヒアルロン酸を多く含む食品は以下のようなものがあります。
ただし、食品に含まれる高分子ヒアルロン酸は、分子が大きいため吸収されにくいというデメリットがあります。
そのため低分子ヒアルロン酸を利用しているサプリメントを摂取したほうが、肌への効果は期待できるかもしれません。
またヒアルロン酸は、化粧品での摂取も可能。
マスクを着用することで、マスク生地と肌との摩擦がおきたり、マスクを外したときに一気に温度・湿度が低下することによって肌が乾燥し、ハリが失われることに。
ヒアルロン酸配合の化粧品を使用することにより、肌の表面の角質層の水分をキープし、肌にハリと弾力を与えることができます。
しかし、化粧品に含まれる一般的なヒアルロン酸は分子が大きいため角質層に浸透しにくいとされています。
高分子ヒアルロン酸の2000分の1サイズまで分子サイズを小さくし、肌に浸透させやすいように開発されたヒアルロン化粧品があるので、こういったものを試してみるのもいいですね。
美顔器を使用する
1度購入すれば自分が好きなタイミングでお手入れできる、頼りになる美顔器を使用するのもおすすめです。
美顔器は年々進化しており、今やエステ並みのお手入れができる商品も!
美顔器の種類は目的別に複数あります。
- 超音波美顔器
- 超音波美顔器は、超音波で微細な振動を肌に与えることによって、肌の汚れを浮き上がらせて落としたり、マッサージ効果を得ることが期待できる美顔器です。
- イオン導入美顔器
- イオン導入は、電気の力を利用して有効成分をマイナスイオン化し、美容成分を角質層まで浸透させる方法です。
シミやくすみなどの美白効果に加え、小じわやニキビなど、様々な肌トラブルが気になる方におすすめ。 - エレクトロポレーション美顔器
- エレクトロポレーションとは、特殊な電気パルスにより、皮膚の細胞膜に一時的にすき間を作って、美容成分を肌に浸透させる技術です。
イオン導入ではむずかしいヒアルロン酸やコラーゲンも角質層まで浸透させることが可能に。
ハリや弾力の向上、美白や肌の乾燥、毛穴の開きやキメの改善などが期待できます。 - RF(ラジオ波)美顔器
- RF(ラジオ波)は電磁波の一種で、水分に反応して肌を温め、活性化させます。
お肌の深部まで温めることができるので、血流促進やコラーゲンやエラスチンの産生を促すことによる肌の弾力アップに効果が期待できます。 - EMS美顔器
- EMS美顔器とは、筋肉に微弱な電流(低周波)を流し、表情筋を刺激して収縮させる美顔器です。
たるみの原因になる肌の筋肉に直接アプローチできるので、むくみ解消やたるみ改善、引き締め効果などが期待できます。 - LED美顔器
- LED美顔器は、肌に有害な紫外線を含まないLED(発光ダイオード)を照射し、光の色の波長によって効果を期待できる美顔器です。
光の色(種類)によって肌に対する効果が異なり、赤色は「肌の弾力を向上」、黄色は「メラニン色素の排出・抗炎症作用」、緑色は「肌の透明感を向上」、青は「ニキビ対策」などに効果があるといわれています。
たるみを改善するためには、表情筋に効果的にアプローチしつつ、コラーゲンの増加にも効果を発揮してくれるような美顔器を日常のお手入れに取り入れるのがおすすめです。